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熊本市役所前の矯正歯科専門 分山矯正歯科クリニック

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〒860-0806 熊本市中央区花畑町1-7 MY熊本ビル2F

Open sesame ③ 歯科矯正用アンカースクリュー

歯科矯正用アンカースクリューによって、治療出来る範囲が広がりましたが、怖がらないで下さい。

歯科矯正用アンカースクリューについて、ほとんどの患者さんは、痛そうと思って敬遠されますが、アンカースクリューをつけた直後に”痛くなかった”と驚かれます。

*歯科矯正用アンカースクリューは、必要な方にしか用いません。
*現時点では15歳以上の患者さん限定ですが、希望されない患者さんには用いません。
*必要な患者さんでは、歯並びの完成度が高まります。
*心配されるような痛みは、ほとんどありません。
*アンカースクリューで頬粘膜等に口内炎が出来やすそうな方には弾性がある医療用材料でカバーします。
*食事は普通に出来ます。
*スクリューをつけた後で、すぐに歯磨きなどの注意事項を歯科衛生士が教えます
(スクリュータイプのものは、平成23年に「歯科矯正用アンカースクリュー」として日本語での正式名称が決まりましたが、本欄では名前が長いので「アンカースクリュー」と略します。


スクリュー説明写真1.アンカースクリューは、すべての患者さんに使うわけではありません。診断後に必要と分かり、ご希望があった場合だけ使用します。
2.アンカースクリューは、一時的なもので、矯正治療が終わった時には外します。
治療前(悪い歯並び)→マルチブラケット装置装着→【アンカースクリュー装着→治療中→アンカースクリュー除去】→マルチブラケット装置除去(良い歯並び)→治療後の良い歯並びを維持するための保定 *以前は、矯正用インプラント呼ばれていました。矯正用インプラントには、プレートタイプとスクリュータイプ(ネジに似ている)があります。プレートタイプは口腔外科に依頼して処置をしていただきますが、当クリニックで処置するのは、スクリュータイプのものです。 上の写真は、説明用に模型を特殊撮影したものです。
当院で使用しているアンカースクリューの種類 :自院でできるものと、口腔外科に依頼するものに分けて記載
【院長が自院で植立するアンカースクリュー】:次の2種類です。
A.歯列の頬側部から歯の間に植立するアンカースクリュー:歯に接触せず痛みが出ないように考案し、学会発表も行った特別な方法で植立しています。この時のアンカースクリューは直径1.6㎜、長さ8㎜がほとんどです。
 (インプランターという器具は使いません)
B.(上顎)口蓋正中部に植立するアンカースクリュー:2本を前後的に植立し、そのアンカースクリューに特殊なアタッチメントを取り付けて歯列全体を動かす時などに使います。この時のアンカースクリューは直径2㎜、長さ6㎜です。
良く使うアタッチメントはPLASです。・・・上顎歯列全体を後方に移動させる必要がある場合や、上記Aの部位にアンカースクリューを植立するのが難しい時に使用します。
 (上記Aと異なり、アンカースクリュー植立前のスクリューの導入孔を作る際に、口腔外科で通常の歯科用インプラントの処置に使うのと同じ歯科用インプランターを使用します。)
左写真はインプランターです。
 【口腔外科に依頼する矯正用インプラント】:次の2種類です。
C.プレートタイプの矯正用インプラント(SMAP)
D.下顎後方の歯肉内に埋め込むアンカースクリュー。

上記 A のアンカースクリュー(歯列の頬側から歯間部に植立するタイプ)について、以下に記載します。
ある患者さんは、「アンカースクリュー」を「歯ぐきにつけるピアスみたいなものだけど、つける時は全然痛くなかった」と言われました。
治療の流れについ当クリニックで最初に「アンカースクリュー」をつけて(以下、「植立」と表示)治療したのは、私の子供。参考にされて下さい。自分の子供で経験して、注意点、痛み、経過を理解してから、患者さんに実際に用いようと思ったからです。

     

アンカースクリュー植立前の準備

電動麻酔器 1.講演会、実技を伴った講習会などを受け、文献などを読み、動物実習もした後、先輩に聞きに行きました。
 (麻酔時の痛みを軽減するのに電動麻酔器・細い注射針が有効と教わり、早速購入する。)
2.電動麻酔器で自分の歯ぐきに注射してみる
 a.歯肉麻酔時の痛み軽減のため電動注射器(下の写真)と極細の33G注射針を用意。
 b.自分の歯肉に麻酔をかけてみると、極細針の電動注射器ならほとんど痛くない!
    • 3.子供に説明

    以下は、子どもとのやりとりです。
    [アンカースクリューをつける前の子供]
     私;アンカースクリューをつけた模型で説明。
     →子供;「痛い?」
     →私;「そんなに痛くないよ」
     ・・(最初の症例である事を教えているので)・・
     →子供;「実験台じゃ・・・?」
     →私;「研修会に行き勉強もして、豚の骨を使ったトレーニングも受けているので、そんなに心配いらないよ」
     →子供(無言)「・・・ (;^_^A 」
     →私も無言(多分いやがってるみたい)

4.アンカースクリューをつける日、昼です

1.体調に異常が無い事を確認後、予定部位(上の第二小臼歯と第一大臼歯間)のX線撮影を行い、歯槽骨と歯根の状態を確認。
2.麻酔は、表面麻酔後に電動注射器なのでほとんど無痛的。(歯肉部分だけ少量の麻酔)
3.右のアンカースクリューを、「痛くない?」と何度も確認しながら慎重に植立する。
 (1本目は途中で、「少し痛くなってきた気がする」と言われ、X線を撮影した所、少しずれかかっていたので、場所を変えて再度植立し、無事成功!・・・最初に自分の子供にしたおかげで、”準外科的処置こそ、術者の経験の多寡にかかわらず、同じように安全に、しかも正確に出来るような方法を確立しないといけない”と実感し、より良い方法を考えて診療を行い改善を行い、学会発表が出来るようになりました。
5.私;「終わったよ」
 →子供;「え、終わったの?」 その後、確認のX線撮影
6.私;「痛くない?」
 →子供;「痛くは無いけどちょっと変」
・・・ 抗生物質と鎮痛薬を数日分渡して、口腔清掃のやり方を教え、帰ってもらう。

スクリューをつけて帰宅後・・・

口腔内写真

①.当日夕食時: 私;「痛くない?」→子供;「ちょっと違和感がある位」 食事は普通通り。
②.翌日朝食時: 私;「痛くない?」→子供;「別に」
③.翌日夕食時: 私;「痛くない?」→子供;「別に」
④.翌々日朝食時:私;「痛くない?」→子供;「痛くないと言ってるでしょ!何回聞くの!」
・・・その後、聞いていません・・・
  (注:患者さんによっては、1~2日間軽度の痛みや違和感がある方もいらっしゃいます)
[それから]
  約2カ月後、アンカースクリューから超弾性コイルスプリングで犬歯を牽引(上の写真)。

Open sesame    3     

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