矯正コラム

ワイヤー矯正にかかる期間は?|通院頻度や長引く原因を解説します

ワイヤー矯正にかかる期間について

ワイヤー矯正の治療期間

ワイヤー矯正の治療期間は、2年から3年程度が目安です。とはいえ、この期間はあくまで目安なので、不正咬合の程度や通院状況、治療への協力度、年齢などによって変わることがあります。

初診時に、顔や歯並びを診察し、アンケートを拝見し、X線写真やお口の写真をもとに、概略をご説明いたします。その中で治療期間も目安としてお伝えします。

通院頻度はどれくらい?

ワイヤーや特殊なゴム、スプリングの交換や調整、歯並びのチェックを行うため、3週間から4週間に1回程度の通院が必要です。

途中で、X線写真撮影や歯型の採取を行い、治療計画を修正することもあります。


治療期間が長引く理由は?

強い力を急にかけても、歯は早く動くわけではありません。

矯正装置の種類に関係なく、歯の移動速度には限界があり、力を加えてもそれが速さに直接つながるわけではないのです。歯並びが整うまでには時間がかかることを理解しておくことが大切です。

歯は歯槽骨との間にクッションの役目を果たす薄い歯根膜を介してつながっています。矯正の力をかけると、歯根膜のおかげで、動かしたい方向の骨が少しずつ吸収され、歯がその位置に移動します。なお、歯が移動する前の所のあいだに隙間ができそうですが、そこには新しい骨が作られます。このサイクルを繰り返すことで、歯が固い骨の中を動いていきます。

もし、矯正装置の調整が遅れてしまうと

歯の移動が遅くなる

矯正装置の調整をしないままでいると、歯が理想的な位置に移動するスピードが遅くなってしまいます。その結果、治療が進みにくくなり、結果的に長引くことがあります。なるべく定期的に調整を受けることで、スムーズに歯並びを整えていけます。

治療計画のずれ

定期的な調整を行うことで、歯の移動具合をしっかりチェックし、必要な調整を加えていきます。調整が遅れると、治療が計画通りに進まないことがあります。お手間をおかけしますが、できるだけ予定通り通院していただくことが治療を早く進めるためのポイントです。


矯正治療を短縮する方法とそのポイント

定期的な通院を守る

治療をスムーズに進めるためには、定期的な通院が大切です。矯正治療計画に従って調整を行うことで、歯が理想的な位置にスムーズに移動します。

歯磨きをして口腔内を清潔に保つ

口腔内を清潔に保つことで、歯肉炎、歯周病や虫歯を防ぎ、治療の中断を避けることができます。毎日の歯磨きは欠かさず行いましょう。


矯正治療終了後のアフターケア

矯正治療後、歯並びを維持するためにはリテーナーの使用と定期的な検診が欠かせません。リテーナーは治療後、歯が元の位置に戻らないように維持する役割を果たします。

治療後の最初の1年間は、3〜6ヶ月に一度のペースで観察して、歯並びやリテーナーの状態を確認します。検診では歯並びやリテーナーの適合具合をチェックし、X線検査を行うこともあります。歯列に変化が見られる場合は、説明の上、ご希望をお尋ねして追加の処置を行う時があります。


矯正についてのご相談は【分山矯正歯科クリニック】へ

当院のHPでは、実際の症例をいくつかご紹介しています。

お悩みの症状や治療費、実際にかかった治療期間もご確認いただけますので、ご自身の症例に合った治療内容と期間の目安を確認したい方は、ぜひ一度ご覧ください。

歯並びや噛み合わせにお悩みの方、矯正治療に関して不安や疑問をお持ちの方は、ぜひ【分山矯正歯科クリニック】へご相談ください。

患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療を提案し、安心して治療を受けていただけるようサポートいたします。

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